人気の高い蓄電池メーカーをピックアップ

蓄電池業界の今

蓄電池産業は今までも順調に市場規模が拡大してきており、スマートライフ・スマートハウスといった考え方が広まりつつある今後も、おそらく成長していくことでしょう。蓄電池のメーカーも各社しのぎを削り、品質も格段に向上しています。今では多くの蓄電池メーカーが存在しているので、購入する際にはどこのメーカーの商品にすべきか悩むところだと思います。ここでは、代表的な蓄電池メーカーを紹介しますので、比較検討の参考にしてください。

ニチコン

家庭用蓄電システムの累積生産台数が世界一（2016年現在、ニチコン調べ）とホームページでも謳っているように、蓄電池業界ではトップメーカーです。1950年に創立した当初から、未来を見据えた商品を市場に送り出し、現在の地位を確立しています。もちろんその精神は現在も受け継がれ、環境問題、日本のエネルギー問題に向き合い、今後もより良い蓄電システムの開発に力を入れていくという、強い決意がホームページからも読み取れます。ニチコンの蓄電池製品は、家庭もEV自動車もまかなうことが出来る大容量蓄電池から、設置工事が不要なお手軽ポータブルタイプの蓄電池まで、幅広いラインナップとなっています。

シャープ

産業用太陽光発電システムを50年以上前から手掛けているシャープは、巨大な発電システム（メガソーラー）のイメージが強いかもしれません。巨大施設の屋根部分や、広大な敷地に燦然と並ぶソーラーシステムをよく目にしますよね。そんなシャープも住宅用エネルギーソリューションシステムとして、太陽光で発電し、蓄電池で貯めて、給湯器・家電製品・ブロードバンドなどに効率よく使用する提案をしています。ここで注目したいのが『ロボホン』という可愛らしい小型ロボットです。蓄電システムになぜロボット？？？と思うかもしれませんが、このロボホンがシステムと連動して、現在の家のエネルギー状態を身振りや音声で教えてくれるというんです。いや、まあ、ぶっちゃけ必要か？と言われれば・・・口ごもってしまいますが、太陽光発電や蓄電池で電気を消費している時は、両手を上げて喜びを表現し、「電気代を教えて？」と語りかけると買電と売電の目安を教えてくれるんだそうです。とにかく、可愛いんです！気になる方はシャープのホームページでチェックしてみてください。

オムロン

オムロンといえば、電子体温計や血圧計、体重計といった健康機器・医療用機器メーカーのイメージが強いですが、環境事業にも大変力を入れている企業です。エネルギーシステムについては「ムダなく創り、上手に貯めて、かしこく使う」をスローガンに住宅用蓄電池を開発・展開しています。太陽光発電と連動して、電気を蓄えて自宅で最大限に利用することができます。運転モードも「売電優先」、「自家消費優先」、「停電用に残量を確保」といったように、各家庭のライフスタイルに合わせて設定することが出来ます。