蓄電池と太陽光

蓄電池と太陽光発電は最強タッグ

太陽光発電とは

太陽光発電は以前に比べてとても身近な存在になりました。一般家庭でも屋根にソーラーパネルを付けている住宅はよく見かけますし、空き地や農地だった場所がいつの間にかソーラーパネルで埋め尽くされていたりすることもよくあります。そんな一般的に普及している太陽光発電ですが、漠然とした理解しかないというのが、本音ではないでしょうか。太陽光は石油や石炭、天然ガスなどの限りある資源とは違って、自然界に恒久的に存在するエネルギーです。太陽光の他にも風や地熱もといった自然エネルギーのことを再生可能エネルギーと呼びます。(ちなみに石油などのように有限なものは化石エネルギーと呼びます。) 再生可能エネルギーは発電する際にCO2を発生させないので、地球規模で環境問題が不安視されている中で、とてもクリーンなエネルギーとして重宝されています。 さてそんな太陽光を利用して発電させるのが太陽光発電。半導体に光を当てた時に電気が生まれる「光電効果」を利用しています。私たちが太陽光発電でよく見かけるソーラーパネルも、2種類の半導体を重ね合わせてできており、光電効果が繰り返し起きることで発電しているのです。

蓄電池とは

蓄電池というのは太陽光発電などで発生した電気を蓄えておける装置です。せっかく発電させた電気も、貯めておくことができなければ、余剰電力は無駄になってしまいます。その無駄をなくすための装置が蓄電池です。 そもそも蓄電池は、充電式電池のことで、充電した電気を蓄えて繰り返し使用することができるものです。私たちが普段から利用する単3、単4といわれる手のひらサイズの電池にも充電式タイプがあって、利用している方は多いのではないでしょうか。 今回取りあげている蓄電池は、それと比べるとかなり大きく、容量も膨大なものになります。太陽光で発電して蓄電池に貯めた電力は、電力会社へ売ることもできます。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせる

家庭用太陽光発電システムが登場した初期のころは、蓄電池はまだ一般的ではありませんでしたが、現在では太陽光発電を設置する際に、一緒に蓄電池を採用するケースが増えてきました。その背景には、地震や台風、大雨といった自然災害により停電で不便な想いをした体験からくる不安への備えというものがあります。蓄電池に電気が蓄えられていれば、一定時間はその電力を消費することで、生活に支障なく乗り越えることが出来ます。また、余剰電力は売電もできますので家計も助かります。